PDF-XChange Viewer FAQ
以前からまとめていたPDF-XChange Viewer FAQになります。
2016年4月に更新終了、後継はPDF-XChange Editorとのこと。
[詳細]
PDF-XChange Viewerは開発中止アナウンスがあり、後継として
PDF-XChange Editorにリプレイスされています。
現時点では、更新は断片的ですが続いていますし、フォーラム
も活用ありサポートも続いているようです。(2018.12現在)。
Q1. PDF-XChange Viewerとは何ですか?
・タブ切り替えの無償のPDFビューワーです。例えば以下の機能は無償で使えます。
・注釈(テキスト、線などのオブジェクト、画像)などを
PDFに追加(追記)できます。ページの回転ができます。
・テキストの強調、取り消し線、下線を追記できます
・PDFにパスワードによるセキュリティを設定できます。
・PDFを画像データにエクスポートできます。
・PDFにリンク設定ができます。
・既存のPDFにブックマーク(しおり)を付けられます。
・OCR機能がフリーで使用できます。
・[留意]有償のPRO機能を使うとpdf保存時に広告が付きます。
Q2. メニューが英語になってしまいました。
メニューのEdit(編集)→Preferences(環境設定) 又は「Ctrl+K」。Languages(言語)→Choose Custom Language (カスタム言語の選択)でJapanese(日本語)を選択します。
Q3. PDFを保存したら変なマークが上側に付くのですが。
・PDF-XChange ViewerのPro(有償)機能が試用できますが Pro機能で編集したPDFを保存すると、この広告が付きます。 Pro版(有償)をライセンス購入するか、Pro機能を使った時はバックアップ を取ったり、保存しないように気をつけましょう。
Q4. PDFを開くソフトがPDF-XChange Viewerに変わってしまいました。
・もし元のPDFビューワーに関連付けを戻したい場合は、 メニューの「編集」→「環境設定」又は「Ctrl+K」の 「ファイルの関連付け」→「ファイルの関連付けの削除」で 元のツールに関連付けに戻せます。
Q5. メニューが非表示になって見えません。
・ファンクションキーで表示/非表示を切替えられます。 F9(メニューバー)、F8(ツールバー)の表示/非表示切り替え F11(全てのバー)の表示/非表示切り替えとなっています。
Q6. PDFを画像データに変換したいのですが。
・PDFをイメージにエクスポート(書き出し、変換)できます。 メニューの「ファイル」→「エクスポート」から 「イメージへエクスポート...」を使います。
Q7. PDFに画像データ貼り付けたいのですが。
・PDF-XChange Viewerのスタンプとして画像を登録できます。 またはクリップボードにコピーしてあれば、「貼付け」操作のみ で画像(又はテキスト)を貼り付けできます。
Q8. PDF-XChange Viewerの背景色を変えられますか?
・Ver.2.5から編集/環境設定(Ctrl+K)/UIのカスタマイズで設定可になりました。
・Windows7で「印刷」ダイアログが画面からはみ出してしまう現象がある場合は
このUIのカスタマイズの共通UIフォントを小さくするか「MS UI Gothic」等に
変えて見て下さい。
Q9. PDF-XChange Viewerでしおりは設定できますか?
・しおり(=ブックマーク)はProの機能になっていましたが、 Ver.2.5(Build 194.0)からフリー版で設定可能になりました。 表示/ブックマーク(またはCtrl+B)のサイドメニューから操作します。 なおブックマーク全体を右側に表示することも可能です。
Q10. PDF-XChange Viewerでページの結合、削除はできますか?
・残念ながらページ関連では、「ページの回転」のみがフリーで 設定できますが、他はProの機能になっています。 Pro版のライセンス購入か、フリーソフト等を併用して下さい。
Q11. 追記するテキストのデフォルトのフォントは変えられますか?
・ テキストは「タイプライターツール」「テキストボックス」などで追記でき、
夫々でテキストのデフォルトのフォントを変えることができます。
またスタイルとして登録できますので、切り替えも可能です。
(例) 追記する文字を選択しマウス右ボタンから「テキストフォーマット」
「現在のテキストフォーマットを既定とする」をチェック
なお表示/ツールバー/プロパティーツールバー(Ctrl+E)を表示しておくと
テキストボックスの枠と文字の選択でプロパティツールバーの表示が切り替わります。
文字選択したい時はテキストボックス内でダブルクリックして下さい。
Q12. 日本語の文字は追加できますか?
・テキストボックスなどで日本語の文字は入力可能ですがインラインでなく
入力中は左上などに表示されてしまいますが、確定すると、ちゃんと
テキストボックスの中に表示されます。
・なお太字や斜体文字などは残念ながら日本語フォントには効かないようです。
→フォントにより、例えばメイリオでは太字は効くようです。
Q13. テキストを90度回転して入力したいのですが?
・入力後に回転させるオプションはありませんが、 下地(ページ)を回転させて、テキスト(オブジェクト)を入力 すると正転で入力されますので、入力後、下地を元に戻せ ば回転させたのと同じになります。(ページの回転、又は 表示の回転で90/180,270度のみ設定可能です)
Q14. インストールせずに使えないですか?
・PDF-XChange Viewerにはインストールせずに使用できる ポータブルと言うバージョンがあります。
Q15. PDFにテキストの強調、下線、取り消し線の追加方法は?
・PDFのテキストが画像でなく、選択できる場合は、テキストを なぞり、注釈と言う機能でテキスト(文字)上に強調、下線、 取り消し線などを追記することが可能です。
Q16. 吹き出しツールの連結部分を自由に移動できませんか?
・吹き出しツールでは、四角形に、連結部分付きますが この連結部分の位置は左右上下に移動可能です。
Q17. PDFにセキュリティ保護を付けたいのですが?
・「ファイル」→「ドキュメントのプロパティ」→「セキュリティ」で PDFにパスワードセキュリティをつける事ができます。 試行ではパスワードの最大有効文字数(半角)は32文字でした。
Q18. PDF-XChange Viewerの長短所は?
・一例を紹介すると
[長所]
・オブジェクトなどの前面/背面が指定できる。
・色の重ね合わせがいろいろと設定できる。
・印刷のオプションが豊富(例:倍率指定できる)
・ツールバーのカスタマイズが容易。
例:しおりパネル切り離しや右側に表示することも可能。
[短所]
・日本語入力がインラインでない。(カーソル位置で漢字変換しない)
・日本語の太字、斜体などが設定できない。(設定可能なフォントあり)
・綴じ方の指定ができず、表示上も無視される。
・縦書きの文書を一部正しく表示できない。
・ヘッダー、フッター、透かしなどは設定できない。
[その他]
・PDF-XChange Viewerの後継にPDF-XChange Editor(*)があります。
こちらは、インライン入力できるなど改善されています。
(*)Ver.3(2013年3月)で登場,Ver.6(2016年3月),Ver.7(2017年12月),Ver.8(2019年4月),Ver.9(2021年1月),
そしてVer.10(2023年6月)がリリース。現在の最新版はVer.10.0になります。